2012年7月9日月曜日

前半期の大学出張

今日で私が担当する前期の解剖実習が終わりました。後期実習は10月から金曜日で始まります。患者さんには臨時休診が度々あり不都合をお掛けしておりますが、これからも宜しくお願いします。

解剖実習はお金を出して買える教材で実習を行うのでは無く、献体者の方々の生前の尊い御意志によって成り立っています。私は解剖学に係わってから20年近く経ちますが、解剖学と臨床を上手くリンクする事で新たな感動が有ったり、と飽きる事が有りません。解剖というと一般の方々には怖いとか気持ち悪いのイメージが有ると思いますが、私は死で深く学んだ事は必ず生(患者さん)に還元出来ると思っています。なので献体者の方は亡くなっていますが、知識として私の中で生き続けていると考えています。

献体者の方々には本当に感謝しており、実習の始めと終わりには礼を必ず行っております。